オープンソースのCMS

そもそもCMSとは、Content Management System の略称で「コンテンツ管理システム」を意味します。CMSは、ウェブサイトやアプリケーションのコンテンツを作成、編集、管理、公開するためのソフトウェアやシステムのことを指します。

従来のウェブサイトは、HTMLやCSSといったコーディング言語を使って手動でコンテンツを作成し、サーバーにアップロードする必要がありました。しかし、この手法ではコンテンツの更新や管理が複雑で、非技術的なユーザーにとってハードルが高いという問題がありました。

CMSはこの問題を解決するために開発されました。CMSを使用すると、ウェブサイトのコンテンツを特別な管理画面を通じて簡単に作成・編集できます。HTMLやCSSの知識がなくても、テキスト、画像、動画、フォームなどのコンテンツを追加・更新することができます。

オープンソースのCMSの中で圧倒的なシェアを占めているものは、WordPress(ワードプレス)ですが、オープンソースのCMSには、WordPress(ワードプレス)の他にも、Drupal、Joomla、Concrete5 といったものがあります。

Drupal

Drupalは、大規模なウェブサイト向けのCMSとなっており、中小零細企業のホームページは不向きです。柔軟性は非常に高いですが、学習コストが高く初心者には不向きなCMSと言えるでしょう。

Joomla

Joomlaは、WordPress(ワードプレス)と同じように初心者にも扱いやすいCMSのひとつといえます。WordPress(ワードプレス)の次に人気のCMSとされていますが、一般的な企業サイトの制作であれば、WordPress(ワードプレス)の方が向いているでしょう。

ただ会員制サイトやCGMのようなサイトであれば、Joomlaの方が適しているといった声もあり、選択肢のひとつとして検討する余地はあるでしょう。

Concrete5

Concrete5は、WordPessよりも直感的にサイトを編集できるのが特徴的です。ブロック積み上げるようにコンテンツを編集することができます。ただ、WordPress(ワードプレス)に比べると、開発者向けのコミュニティも少なく、学習コストは高くつくでしょう。使いこなすことができれば、WordPress(ワードプレス)よりもさらに使いやすいサイトを構築できる可能性を秘めています。

【2023年】ベストなCMSはやはりWordPress(ワードプレス)

WordPress(ワードプレス)以外にも、たくさんのCMSが存在しますが、初心者でも開発しやすいという点を考えるとWordPress(ワードプレス)がベストなCMSといえるでしょう。
スタートプレス
https://startpress.jp/

ライセンス型のCMS「Movable Type」

ムーバブルタイプ(Movable Type)は、ウェブログ(ブログ)を作成・管理するためのコンテンツ管理システム(CMS)の一つです。ウェブログは日記のような形式でコンテンツを投稿・公開するウェブサイトであり、個人の日常の出来事や趣味、専門的なトピックなどを発信するのに使われます。

ムーバブルタイプは、2001年に日本の開発者であるベンジャミン・テアが開発し、オープンソースのプラットフォームとして提供されていました。初期の頃は主に日本のブログシーンで使用されていましたが、その後国際展開も行われ、世界中のユーザーに広く普及しました。

CMSは本当に必要か?

ホームページを作成する際に、何かしらのCMSを導入するのが一般的になっていますが、導入するよことよりも、運用できるかどうかの方が重要です。どんなに素晴らしいシステムを構築しても、使い倒さないければ、宝の持ち腐れです。システムを導入すれば保守費用が掛かりますし、年に数回しか更新しないのであれば、CMSを用いず制作した方が、コストメリットがあるでしょう。